DCT Series 2024 「イノベーションの推進：DCT は日本の製薬業界にどのような革命をもたらすか」を開催

▶︎DCT Series 2024の詳細はこちらをご確認ください。

本シリーズは今秋11月15日をキックオフとし、その後４ヶ月ごとに開催を予定しています。

第１弾となる本会では、「イノベーションの推進：DCTは日本の製薬業界にどのような革命をもたらすか」をテーマに、DCTを取りまく各ステークホルダーの立場から現状や取り組みをご紹介いただき、DCTの発展に向けたディスカッションが行われました。

会場の様子

開会挨拶/ DCT Series/AKT Health紹介

アディティア タラプラガダ　株式会社AKT Health　代表取締役社長

講演 「イノベーティブDCTのチャレンジ

長嶋 浩貴氏　東京センタークリニック　院長　　　

2017年に実装された日本初のDCTをはじめ、今日に至るまでの、東京センタークリニックが実施するDCTの取り組みについてご紹介いただきました。CRC・試験参加医師・訪問看護とのオンライン診療における連携や、ウェアラブルデバイスを活用した医師主導の臨床研究DCT、国際共同治験DCTなどのご経験を経て確立された訪問診療スタイルについてご説明いただきました。

講演　「デジタルヘルスツールを用いた持続グルコース測定による在宅自己管理の現在」

清水 健一郎氏　アボットジャパン合同会社 ダイアベティスケア事業部 メディカルアフェアーズ本部

本部長、医師

糖尿病患者における血糖値管理の重要性と、デジタルヘルスツールを用いた遠隔モニタリングの有用性についてご説明いただきました。また、アボット社様が提供するデジタルヘルスツール（持続グルコース測定機器）の普及に向けた道のりを、医療機関への導入や患者が使用する上での課題も踏まえてご紹介いただきました。

講演　「日本のクリニカルトライアルダイバーシティを実現するDCTサービス 

イノベーションのジレンマを排除した最新の取り組みについて」

金野 佳樹氏　３Hメディソリューション株式会社 営業統括責任者

「イノベーションのジレンマ」という切り口から、日本でDCTイノベーションを起こす方法についてご考察をいただきました。また、３H社の自主データをもとに、DCTへの患者の期待や、ホームナーシングへのニーズの高さなどをご説明いただき、DCTの環境整備が行われる事で患者が治験に参加しやすくなることを客観的なデータで示していただきました。

パネルディスカッション/Q&A

モデレーター：アディティア タラプラガダ（株式会社AKT Health代表取締役社長）

パネリスト：長嶋 浩貴 氏（東京センタークリニック 院長）

朱　 欣　 氏（東京科学大学 M&Dデータ科学センター 教授）

笹原 英司 氏（特定非営利活動法人 ヘルスケアクラウド研究会 理事・博士（医薬学））
工藤 大樹 氏（INCLUSION PARTNER株式会社　代表取締役）

ネットワーキング

セッション後は、ネットワーキング・レセプション（懇親会）が行われました。

アカデミア、医療機関、医療機器メーカー、製薬関連企業、ITベンダー、当局など幅広い層の方々にご参加いただき、活発な情報交換がおこなわれ盛会に終えることができました。

参加者からは、

「さまざまなステークホルダーの方の視点で、DCTの実情や課題が知れて大変勉強になりました」

「普段業務を行うだけでは得られない情報やトレンドを掴むことができました」

「新しい出会いがあり、弊社の事業領域拡大の可能性を感じました」

などのご意見をいただきました。

ご参加いただいた皆様、ご登壇者の皆様、誠にありがとうございました。

DCT Series第２回は「オンコロジー領域におけるDCT：がん治療を加速する」をテーマに4月に開催予定です。（詳しくはこちらのページで2月頃公開予定）。ぜひご参加ください。

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社AKT Health

DCT Series 運営事務局

info@akthealth.jp